
Bon Body代表の熨斗(のし)です!子どもたちからは「ごりっち」って呼ばれています。
月曜日の朝。新しい一週間が始まりましたね!
週の始まりに、あなたに一つ質問させてください。
「お子さんに対して、『あの子はできているのに、あなたはなぜできないの?』と、つい誰かと比較していませんか?」
私たちは、子どもの頃から「人と比べるのは良くないことだ」と教わってきました。SNSが発達した現代では、特に「人と比べるのはやめよう」というメッセージをよく目にします。
もちろん、劣等感を生むようなネガティブな比較は避けるべきです。
しかし、運動指導の専門家として、ごりっち先生は断言します。
「人と比べるな」は、子どもの成長を止めてしまう「嘘」かもしれません。
なぜなら、人間は「比較」を通じてしか、自分の現在地や、目標とする理想像を把握できないからです。大切なのは、「何」と「どのように」比べるかという、建設的な「正しい比較」の方法を知ることです。
今日は、ネガティブな比較から解放され、子どもの自己成長と自発的な努力を促すための「魔法の比較術」について、具体的にご紹介します。
1. なぜ「人と比べるな」が成長を妨げるのか?
「人と比べるな」というメッセージは、一見、優しく聞こえますが、子どもにとって以下のような弊害を生むことがあります。
弊害1:目標設定が曖昧になる
子どもは、「具体的なモデル」がなければ、自分が次に何をすべきか、どこを目指せばいいかわかりません。運動でも勉強でも、「あの先輩みたいになりたい」「友達のあの動作がかっこいい」という比較対象が、努力の方向性を定める羅針盤になります。
弊害2:向上心の芽を摘む
比較をやめてしまうと、「これで十分だ」と現状に満足しやすくなります。「もっとできるはずだ」「あの人には負けたくない」という健全な競争心や向上心は、子どもが壁を乗り越えるための最強のエネルギー源です。
2. 子どもの成長を促す「魔法の比較術」3つの原則
では、親はどのように子どもを導けば、比較をネガティブなものから、ポジティブな成長のツールに変えられるのでしょうか?
原則1:比べる対象を「親の理想」ではなく「子どもの目標」に変える
親が勝手に設定した「隣の子」や「優秀な子」と比べると、子どもは反発するだけです。比べる対象は、子どもが「なりたい」と心から思っている存在にしましょう。
NG比較:「△△くんはもうシュートが決められるのに、あなたは…」
OK比較:「憧れのあの先輩のパス、すごく正確だよね!〇〇なら、先輩のどこを真似できそう?」
効果: 比較が「親からの批判」から「自分で目標を設定するためのヒント」に変わります。子どもは自分で選んだ目標に対しては、自発的に努力できます。
原則2:「結果」ではなく「過程」や「工夫」の差を比べる
結果(例:勝敗や点数)は運や環境に左右されやすく、比べても意味がありません。比べるべきは、目に見えない「努力の質」や「思考のプロセス」です。
NG比較:「試合に負けたのは、相手チームより練習量が少ないからよ。」
OK比較:「あの友達は、いつも練習後に30分だけ、体のケアをしているよね。〇〇の今日の練習後の過ごし方と、どんな違いがあるかな?」
効果:「結果は変えられなくても、過程や工夫は自分で変えられる」という気づきを与えられます。これにより、子どもは努力の方向性を修正できるようになります。
原則3:最強の比較対象は「過去の自分」と「未来の自分」
最終的に子どもが最も強く、自信を持てるようになるのは、他人ではなく、自分自身と比較する習慣ができた時です。
・実践方法
「去年のあなた」の写真や動画を見せて、「去年の自分と比べて、どんなところが一番成長したと思う?」と質問する。
「来月の試合までに、今日の自分に何を頑張ってほしい?」と、未来の自分に課題を出させる。
・効果
子どもは、自分自身の成長曲線を実感し、「自分は着実に進歩している」という揺るぎない自信を持つことができます。これが、外部からの評価に左右されない、真のメンタルの強さに繋がります。
・結論
「比べる」ことは、成長のための設計図である
「人と比べるな」という言葉に、どうか心を縛られないでください。
「比較」は、子どもの成長のための設計図です。
親の役割は、その設計図をネガティブな劣等感にしないよう、愛情と知恵を使って「ポジティブな目標設定」に変えてあげることです。
この一週間、お子さんとの会話の中で、誰かと比べる時に「結果」ではなく「工夫」や「プロセス」に焦点を当ててみてください。きっと、子どもの目が輝き、自発的な行動が増えるはずです。
さあ、この一週間も、笑顔で前を向いていきましょう!
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どうぞお楽しみに!さあ、今週も、笑顔で乗り切りましょう!