
Bon Body代表の熨斗(のし)です!子どもたちからは「ごりっち」って呼ばれています。
「あの子が嫌い!」「もう許せない!」
「友達が許せなくて、ずっと根に持っているみたい…」
パパさん、ママさん、お子さんが友達とのトラブルや、自分の思い通りにならない出来事に直面した時、なかなか相手を許すことができず、モヤモヤした感情を抱え続けてしまう様子を見て、心配になったことはありませんか?
「許す」という行為は、簡単なことではありません。しかし、他者を許し、そして自分自身も許せるようになることは、子どもが社会の中で心穏やかに、そして前向きに生きていく上で、非常に大切な心のスキルです。
今回は、ごりっち先生がBon Bodyのオンライン子育てセミナーでもお話ししている、子どもが「許せる人」になるための
「心の広さ」を育む子育てのヒント
をお伝えします。
なぜ今、「許せる力」が大切なのか?
現代社会は、情報過多で、多様な価値観が入り混じっています。SNSなどでは、簡単に誰かを非難したり、許さない風潮が強まったりすることもあります。
そんな中で、子どもたちが他者を許す力を身につけることは、次の点で非常に重要です。
・人間関係の構築と維持
完璧な人はいません。友達や家族との間に摩擦が生じた時に、許し合うことで関係を修復し、より深い絆を築くことができます。
・心の健康の維持
怒りや恨みといったネガティブな感情を抱え続けることは、子ども自身の心に大きな負担をかけます。許すことで、心が解放され、精神的な安定に繋がります。
・自己肯定感の向上
他者を許せるということは、自分自身の心にも余裕がある証拠です。また、過去の失敗を許し、前向きに進む力にも繋がります。
ごりっち先生直伝!「許せる心」を育む3つの関わり方
Bon Bodyのスポーツ教室でも、子どもたち同士のトラブルや、うまくいかない経験を通して、心の成長を促すような関わり方を大切にしています。
1. 「感情を受け止める」ことから始める
子どもが「許せない!」と怒りや悲しみを表現した時、すぐに「許しなさい」と説教するのではなく、まずはその感情を丸ごと受け止めることが重要です。
NG: 「そんなことで怒らないの!」「許してあげなさい」
OK: 「〇〇くん、今、すごく腹が立ってるんだね」「それは悲しかったね。嫌な気持ちになったんだね。」
子どもの感情を否定せず、「そう感じているんだね」と共感的に耳を傾けることで、子どもは「自分の気持ちを分かってくれた」と感じ、安心感を覚えます。感情を言語化する手助けをしてあげるのも良いでしょう。
2. 「相手の視点」を想像させる質問をする
感情を受け止めた後で、子どもに相手の気持ちや状況を想像させる質問を投げかけましょう。これは、以前のブログで紹介した「親の質問力」にも繋がる大切なスキルです。
例:友達がおもちゃを壊してしまった時
NG: 「どうして壊したの!」
OK: 「〇〇くん、わざと壊したわけじゃなかったのかもしれないね。もし△△くんが、間違って〇〇のおもちゃを壊しちゃったら、どんな気持ちになるかな?」
💡ポイント💡
相手にも「もしかしたら悪気はなかったかも」「不注意だっただけかも」という可能性を示唆し、視野を広げる手助けをします。
例:友達が約束を破った時
NG: 「約束破るなんてサイテーだね!」
OK: 「△△くん、もしかしたら何か困ったことがあったのかもしれないね。もし〇〇が、約束守りたくても守れない状況になったら、どんな気持ちになるかな?」
💡ポイント💡
相手の背景に何があったのか、想像力を働かせることで、一方的な判断をせず、多角的に物事を捉える力を養います。
3. 「許すことは自分を自由にする」と伝える
子どもに「許す」ことの意味を、相手のためだけでなく、自分自身のためでもあると伝えましょう。
『例』
「〇〇くんが△△くんを許せないままだと、〇〇くんの心がずっとモヤモヤして、元気が出なくなっちゃうかもしれないね。許すって、△△くんのためじゃなくて、〇〇くんの心が楽になるためでもあるんだよ。」
・許せない気持ちは、心の中の重い荷物」
その荷物を下ろすことで、心が軽くなり、新しいことに目を向けられるようになることを伝えます。
・完璧主義を手放す
人間は誰でも間違いを犯すことを伝え、「完璧じゃなくても大丈夫」という安心感を与えましょう。
親自身が「許せる人」であることの重要性
子どもに「許せる力」を育む上で、何よりも大切なのは、親自身が「許せる人」であることです。
・子どもへの過ちを「ごめんね」と素直に謝る
親が完璧ではないことを認め、間違いを素直に謝る姿は、子どもにとって「許す」ことの素晴らしい手本となります。
・自分自身の不完全さを許す
子育てで「もっとできたはず…」と自分を責めがちなパパさん、ママさんも、自分自身の頑張りや不完全さを許してあげることで、心に余裕が生まれます。
・パートナーや友人、周りの人を許す姿勢
日々の生活の中で、小さな不満やイライラがあった時に、すぐに相手を非難するのではなく、「そういうこともあるよね」と受け流す心の広さを見せることも、子どもは見ています。
「許せる」ということは、決して「相手の過ちをなかったことにする」ことではありません。それは、「その出来事によって自分自身が苦しみ続けることをやめる」という、自分のための選択なんです。
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次回も、子育てがもっと楽しくなるヒントをお届けします!
Bon Bodyのブログでは、これからもパパさん、ママさんの「今と未来の悩み」を解決するヒントを、ごりっち先生が面白おかしくご紹介していきます。
「何か子育てのヒントが欲しいな~」なんて思ったら、ぜひまた読みに来てくださいね。
次回も、子どもたちの笑顔が増える秘訣を、ごりっち先生が全力でお届けしますので、お楽しみに!