
近年、「成功体験をたくさん積ませてあげたい」という親御さんの想いから、子どもたちに失敗させないように先回りしたり、簡単な道を用意してあげたりする場面が増えてきました。
もちろん、子どもの笑顔は親にとって何よりの喜びですし、成功体験が自信に繋がることも事実です。
しかし、Bon Bodyが考える
「10年後に差が出る人間力」
を育む上で、もっとも大切にしていることがあります。
それは、「チャレンジ」すること、そしてその先に訪れる「失敗」を経験することです。
失敗は、チャレンジの証
私たちは、子どもたちが何かにチャレンジしているからこそ、失敗は生まれると捉えています。
新しい技に挑戦して転んでしまうこと。
初めての発表会で緊張して思うように体が動かせなかったこと。
難しい問題にぶつかって、なかなか答えが見つからないこと。
これらはすべて、子どもたちが自ら一歩踏み出し、未知の領域に挑んだ証なのです。失敗を避けることは、チャレンジの機会を奪うことにも繋がりかねません。
本当の成功体験は、「立ち直る力」から生まれる
では、失敗してしまったら、どうすればいいのでしょうか?
Bon Bodyが最も大切にしているのは、この「失敗から立ち直る力」を育むことです。
転んでも、もう一度立ち上がること。
うまくいかなくても、なぜ失敗したのかを考え、次へと活かすこと。
悔しい気持ちを乗り越え、もう一度挑戦すること。
この一連のプロセスこそが、子どもたちの心を強くし、揺るぎない自信を育む、本当の意味での「成功体験」だと私たちは信じています。
例えば、新しい跳び箱の段に挑戦して、最初はなかなか跳べなかった子がいたとします。悔し涙を流すこともあるでしょう。
でも、私たちは「次はどうしたら跳べるようになるかな?」と一緒に考え、小さなステップを提案し、練習を重ねます。そして、ついに跳び箱を跳び越えられた時、その子が得る喜びは、一度も失敗せずに跳べた時とは比べ物にならないほど、大きく、深く、心に刻まれるはずです。
それは、ただ技ができたという「成功」ではなく、困難を乗り越えたという「人間力」の成長そのものなのです。
Bon Bodyが大切にする「失敗を恐れない」環境
Bon Bodyでは、子どもたちが安心して様々なことにチャレンジし、たとえ失敗しても、そこから学び、立ち直る経験を積めるような環境づくりを心がけています。
・「やってみよう!」を応援する声かけ
失敗を責めるのではなく、「よくチャレンジしたね!」「次はこうしてみようか」と、常に前向きな声かけを大切にしています。
・安全な挑戦の場
転んでも怪我をしにくいマットや補助具、そしてプロのコーチによる見守りの中で、安心してギリギリの挑戦ができる場を提供します。
・「できた!」までのプロセスを尊重
結果だけでなく、目標に向かって努力する過程、失敗から学び、工夫する姿勢を高く評価します。
スポーツも、勉強も、そして人生も、思い通りにいかないことばかりです。だからこそ、子どものうちに「失敗は学びのチャンス」と捉え、しなやかに立ち直る力を育むことが、人生を豊かに楽しむための大切なツールとなると信じています。
Bon Bodyは、これからも子どもたちが「どこでもみんながヒーローになれる」よう、チャレンジと失敗を恐れず、たくましく成長できる場を提供していきます。