
Bon Body代表の熨斗(のし)です!子どもたちからは「ごりっち」って呼ばれています。
火曜日。また一週間が本格的にスタートしましたね!
「うちの子、運動が苦手なのは、私に似ちゃったのかな…」
「運動神経って、やっぱり生まれつきの『遺伝』で決まっちゃうんでしょうか?」
お子さんの運動能力について、一度はそう悩んだことがあるのではないでしょうか。親御さん自身が運動が苦手だと、なおさら心配になってしまいますよね。
今日は、運動指導の専門家であるごりっち先生が、この根深い疑問にハッキリと答えます。
子どもの「運動神経」は、遺伝や生まれつきの才能で決まるものではありません。
適切な時期に、親が提供する「環境」と「遊び」が、その能力を劇的に伸ばす最大の要因なのです!
今回は、「運動神経はなぜ環境で決まるのか」という科学的な秘密を解き明かし、ご家庭で今日から実践できる簡単なヒントをお伝えします。
専門家の視点:運動神経の正体は「脳と体の連携回路」
私たちがよく言う「運動神経」とは、筋肉の太さや肺活量といった身体能力とは少し違います。それは、「脳から発せられた指令が、どれだけ速く、正確に、そして複雑なルートで筋肉に伝わるか」という、「神経回路」の連携能力のことです。
ボールが飛んできた時の例で考えてみましょう。
・脳(判断)
「ボールが来た!キャッチしよう!」
・神経(伝達)
この指令を、全身の適切な筋肉に瞬時に伝える。
・体(実行)
適切なタイミングと角度で腕や手が動く。
この一連の流れを素早く行う能力が「運動神経の良さ」の正体です。
なぜ遺伝より「環境」が重要なのか?
この神経回路の配線工事が最も活発に行われるのが、主に3歳から12歳頃のゴールデンエイジです。
《遺伝》
子どもの骨格や筋肉の付き方など、身体的なポテンシャルに影響を与えます。
《環境》
このポテンシャルを最大限に活かす「神経回路の配線工事」に影響を与えます。
配線工事に必要なのは、「電気信号(=様々な動きの経験)」を繰り返し流し込むことです。どんなに高性能なハードウェア(遺伝)を持っていても、配線が複雑でなければ(経験が少なければ)、能力は発揮できません。
つまり、親が多様な動きを経験できる「環境」を与えることが、子どもの運動神経の発達において最も重要なのです。
「環境」が子どもの運動能力を伸ばす3つの理由
親が提供する「遊びの環境」は、子どもの運動能力に、以下のような決定的な影響を与えます。
1. 多様な動きが「神経回路」を複雑にする
特定のスポーツに特化した練習だけでは、使う動きが偏ってしまいます。しかし、運動神経をよくするためには、「多様な動きの経験」が必要です。
・遊具でぶら下がる
握力、体幹、空間認知
・鬼ごっこで急停止する
バランス、敏捷性、状況判断
・坂道を登る
全身の筋力、協調性
Bon Bodyのレッスンでは、一つの動きにこだわらず、これらの「多様な動き」を遊びの中で複合的に行うことで、脳の神経回路を網の目のように複雑に構築していきます。
2. 遊びが「考える力」を刺激する
運動神経の良さは、「体が速く動く」だけでなく、「脳が速く判断する」ことに大きく左右されます。
アスレチックや鬼ごっこといった遊びは、常に予測不可能な状況を作り出します。子どもは「次にどう動くべきか」を瞬時に考え、判断し、行動します。この「考える→動く」という連動こそが、神経回路の伝達速度を上げているのです。
3. 「運動が楽しい」という感情が継続力を生む
親との遊びや、成功体験の多い遊びは、「運動=楽しい、幸せ」というポジティブな感情を子どもに植え付けます。
このポジティブな感情は、「自発的に体を動かし続ける力(継続力)」を生み出します。継続こそが、神経回路を太く、強くする唯一の方法です。
今日からできる!運動神経を伸ばす「環境づくり」
高価な教材や専門的な指導は必要ありません。今日からリビングや公園でできる、簡単な「環境づくり」をご紹介します。
1. 「禁止」を「許可」に変える
家の中で「走っちゃダメ」「登っちゃダメ」と言いがちな遊びを、安全に配慮した上で「今日はOK」に変えてみましょう。
例: 「部屋の中で走り回っちゃダメ」→ 「今日は、このマットの上でだけ、全力スキップ対決!」
例: 「ソファで飛び跳ねるの禁止」→ 「落ちないように、クッションの上で片足立ちチャレンジ!」
効果: 子どもが本能的に求めている動きを許可することで、満足感と同時に、その動きをコントロールする力を学ぶ機会を与えられます。
2. 「失敗」を親が率先して見せる
親が運動を苦手だと感じていても、それがマイナスになることはありません。むしろ、親が「失敗」を楽しんでいる姿を見せることが、子どもの挑戦意欲を引き出します。
実践: 親も一緒に片足立ちをして、「あー!グラグラしちゃった!でももう一回挑戦!」と、大げさに言葉にしましょう。
効果: 子どもは「失敗しても、親は怒らないし、楽しいんだ」と感じ、挑戦することへのハードルが劇的に下がります。
運動神経は、生まれつき与えられたものではなく、親の愛情と工夫という「環境」によって、いくらでも伸ばすことができる「可能性」です。さあ、この一週間も、最高の「遊びの環境」を子どもに提供してあげましょう!
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どうぞお楽しみに!さあ、今日から「遊びの環境」で、お子さんの可能性を大きく広げていきましょう!