
この仕事をしていると、
よく言われます。
「息子さんには、
特別なトレーニングをしているんでしょう?」
正直に言うと、
ほとんど何も教えていません。
少なくとも、
本人が「教えて」と言うまでは。
教えられる立場だからこそ、教えない
スポーツトレーナーとして、
伝えられることはたくさんあります。
フォームのことも、
体の使い方も、
練習の工夫も。
でも、
それを一番身近な大人が
先に全部渡してしまうのは、
ちょっと違うなと思っています。
ミニバスをやるのは、
僕じゃなくて、息子。
うまくなりたい気持ちも、
悔しさも、
楽しさも、
まずは自分で感じてほしい。
だから、
こちらから教えることは
ほとんどありません。
父親として、ひとつだけ続けていること
そんな中で、
父親として唯一、
ずっと一緒にやっていることがあります。
それが、
夜、寝る前のストレッチです。
といっても、
難しいことは何もしません。
テレビを見ながら、
布団の横で、
「はい、足のばそっか」
それくらい。
大切なのは、柔らかくなることじゃない
ストレッチというと、
「柔軟性を上げるため」
と思われがちですが、
正直、そこは一番じゃありません。
一番大切にしているのは、
自分の体をケアする時間を持つこと。
疲れたら休む。
張ってたら伸ばす。
「今日はここが疲れてるな」
って気づく。
それを、
当たり前の習慣にすること。
体を大事にする子は、長く続く
スポーツ教室でも、
ミニバスでも、
長く続く子を見ていると、
共通点があります。
それは、
自分の体の変化に気づけること。
無理をしすぎない。
ちょっと休む。
早めにケアする。
これは、
技術よりも先に身につけてほしい力です。
父親としてできることは、案外少ない
正直、
父親ができることなんて、
そんなに多くありません。
代わりに頑張ることもできないし、
コートに立つこともできない。
でも、
そばで見て、
一緒に体を伸ばして、
「今日もおつかれ」
と言うことはできます。
それで十分だと思っています。
ミニバスを頑張る息子に、
父親としてできること。
それは、
教えることじゃなくて、
続けられる体と習慣を、一緒につくること。
今日も、
寝る前に少しだけ、
体を伸ばします。