
Bon Body代表の熨斗(のし)です!子どもたちからは「ごりっち」って呼ばれています。
水曜日。週の真ん中で、子育ての核心的な悩みが頭をよぎる頃ではないでしょうか。
パパさん・ママさんから特に多く寄せられるのが、この悩みです。
「うちの子は、言われたことしかやらないんです。」
「自分で考えて動く力がなくて、この先が心配です。」
「考える力」は、スポーツの上達や、将来社会で生きていく上で、最も重要な能力です。でも、なぜ子どもは「考えない」ように見えるのでしょうか?
今日は、ごりっち先生が、その「考えない」行動の裏側にある真実と、子どもを「自分で考えて行動できる子」に変える魔法の質問術について、専門家の視点から深掘りしていきます。
Q1:なぜうちの子は、自分から進んで行動しない(考えない)のでしょうか?
「『宿題は?』『片付けは?』と、毎日こちらから言わないと動きません。どうすれば自分からやってくれるようになりますか?」(7歳・男の子のパパより)
🎁ごりっち先生の専門回答🎁
「親の指示」が「考える機会」を奪っている可能性があります
子どもが「考えない」ように見える最大の原因は、実は、親が先に答えや指示を与えてしまうことにあるかもしれません。
❗️理由1❗️
「思考回路」がショートしている
人間の脳は、目の前の問題に対して「どうすればいいだろう?」と考えることで、思考回路を構築します。しかし、親が「早く〇〇しなさい!」と指示を出してしまうと、子どもは「考える」というプロセスを経る前に、動くことになります。
これが毎日続くと、子どもは「自分で考える必要がない」と脳が判断し、「親の指示待ち」が習慣化してしまうのです。
❗️理由2❗️
「失敗への恐れ」と「自律性の発達」
特に小学生になってくると、「失敗すると怒られる」「間違えると恥ずかしい」という気持ちが芽生えます。自分で考えて行動して失敗するよりも、親の指示に従って失敗した方が、責任が軽くて済む、と無意識に考えている場合もあります。
これは、子どもが自律性(自分で決めたいという気持ち)と親の評価の間で揺れている証拠です。
【解決策】「何をするか」ではなく「どうするか」を質問する
子どもに考えさせるためには、「行動の決定権」を子どもに戻してあげることが必要です。
NG:「早く宿題しなさい!」(行動の決定権:親)
OK:「宿題、今日どうやって終わらせる予定?」(行動の決定権:子ども)
「何をするか」は親が決めますが、「いつ、どのように、どれくらいの時間をかけてやるか」を子どもに質問するのです。
【質問の例】
「どうしたら、その問題が解決すると思う?」(考える機会を与える)
「先に片付ける?それとも、ご飯を食べてから片付ける?(自分で選ばせる)」(自分で決める経験を積ませる)
「もし間に合わなかったら、どうなるかな?」(行動の結果を予測させる)
この「質問術」を続けることで、子どもは「親は自分の意見を聞いてくれる」と安心し、自ら考えて行動する習慣が身につきます。
Q2:どうすれば、周りを見て「自分で考えて動ける子」に育ちますか?
スポーツや集団行動で、周りの状況を把握したり、次の行動を予測したりする力が弱いです。(10歳・女の子のママより)
🎁ごりっち先生の専門回答🎁
運動で鍛えられる「予測能力」と「空間認知能力」が鍵です
周りを見て「考えて動く力」は、運動で言うところの「認知能力」と「予測能力」です。これらは、遊びを通して劇的に鍛えることができます。
🔥秘訣1🔥
遊びの中で「予測する脳」を鍛える
Bon Bodyのレッスンでは、単なる練習ではなく、「どうすれば勝てるか」を常に考えさせるルールを取り入れています。
《家庭でできる実践》
・ハンデ付き鬼ごっこ
鬼ごっこの際、「鬼は目を閉じて10数えてから追いかける」「鬼はスキップでしか進めない」など、毎回ルールを変えてみましょう。
・効果
子どもは「新しいルールの中で、どうすれば鬼に捕まらないか」と、瞬時に状況を分析し、行動を予測する訓練をします。これが、**スポーツでの「先を読む力」**に直結します。
🔥秘訣2🔥
五感を使った「空間認知能力」を伸ばす
「周りを見て動く」ためには、自分が空間のどこにいて、ボールがどこから来るか、仲間がどこにいるかを正確に把握する「空間認知能力」が必要です。
《家庭でできる実践》
・暗闇キャッチボール
夕方や夜に、少し暗い部屋や、目隠しをした状態でキャッチボールをしてみましょう。(安全な場所で、柔らかいボールを使用してください)
・効果
視覚情報が遮断されることで、子どもは音や体の感覚を最大限に使い、ボールの位置を予測しようとします。この五感を使った経験が、空間認識の神経回路を複雑にし、周りを見る力を高めます。
自分で考えて動けるようになるためには、親が「失敗を許容する安全な環境」と「考えるきっかけを与える質問」を提供することが、最も大切なのです。
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今回のQ&Aは、あくまで一般的な解決策です。あなたのお子さんの性格や状況に合わせた具体的な「質問の仕方」を知りたい方は、ぜひ公式LINEからご相談ください。ごりっち先生が、全力でサポートさせていただきます。
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次回(木曜日)予告:育児に疲れたら読んでほしい。ごりっち先生からの共感エッセイ
明日の木曜日は、育児に奮闘するパパさん・ママさんの心に寄り添う「共感エッセイ」をお届けします。「完璧な親でいなくても大丈夫」「怒ってしまった後の魔法」といったメッセージで、あなたの心にゆとりと活力をチャージします。
どうぞお楽しみに!