
Bon Body代表の熨斗(のし)です!子どもたちからは「ごりっち」って呼ばれています。
木曜日。一週間の疲れがたまり、心のゆとりが一番なくなりやすい頃ですよね。
昨日行われた水曜ライブ配信で、特に心を打たれたご質問がありました。それは、多くのパパさん・ママさんが経験する、親子のすれ違いの核心をついたお悩みです。
《ご質問》
(ミニバスのお子さんを持つパパさんより)
Q.ミニバスでシュートがなかなか入らず落ち込んでいる息子に、『こうすれば入るよ』とアドバイスしようとしたら、『もういい!』と嫌がられて話を聞いてくれませんでした。どうすればいいでしょうか?」
🐵ごりっちからの回答🐵
パパさん、ママさん。あなたは何も悪くありません。子どもを助けたいというあなたの気持ちは、愛情そのものです。
でも、この時、子どもは親の「アドバイス」を拒否したのではありません。子どもが求めていたのは、「解決」ではなく、「共感」だったんです。
今日は、この「教えたい親」と「共感してほしい子」のすれ違いを深掘りし、心が軽くなる「共感の魔法」についてお話しします。
子どもが辛い時、親の「教えたい」が届かない理由
私たちは、子どもが困っているのを見ると、すぐに「解決策」を与えたくなります。それは、子どもの辛さを早く取り除いてあげたい、という優しい親心からです。
しかし、子どもは、辛い感情で心がパンパンな状態です。
理由1:感情の「ゴミ出し」が優先されている
シュートが入らない、試合で負けた…という時、子どもの心の中は、「悔しい」「情けない」「悲しい」といったネガティブな感情でいっぱいです。
この状態は、例えるなら感情のゴミ箱が満タンになっている状態。子どもにとって今必要なのは、ゴミ箱を空にすること(=感情の吐き出し)です。
親がアドバイスという「新しい情報」を入れようとしても、ゴミ箱がいっぱいで入るスペースがありません。だから、子どもは「もういい!」と拒否してしまうのです。
理由2:「できること」よりも「気持ちの理解」を求めている
特に小学生の子どもたちは、「どうすれば入るか」は頭では分かっていることが多いです。しかし、体がついていかず、結果が出ないことで、自己嫌悪に陥っています。
この時、親から「こうすればいい」と言われると、「それは知ってるよ!でもできないんだ!」という無力感をさらに感じてしまい、ますます心を閉ざしてしまいます。
子どもが本当に求めているのは、「シュートが入らなくて悔しいんだね。すごく頑張ってたの、パパ(ママ)は見てたよ。」という、自分の努力と感情を認めてもらうことなのです。
ごりっち先生直伝!子どもの心を一瞬で開く「共感の魔法」
では、落ち込んでいる子どもに対して、親は具体的にどう接すれば良いのでしょうか?鍵は、「共感ファースト」です。
ステップ1:まず、親の「教えたい気持ち」を胸にしまう(5秒の我慢)
子どもが「もういい!」と言った時、まずは「よし、今は教えるのをやめよう」と、親の「教えたい気持ち」をグッと飲み込みます。
代わりに、「辛いんだね」「悔しいんだね」と、子どもの感情をそのまま繰り返す言葉をかけて、優しくハグしてあげましょう。
ステップ2:「頑張ったプロセス」を具体的に認める
感情を受け止めた後、結果ではなく、子どもが努力した「プロセス」だけを、具体的に褒めてあげましょう。
NG:「次は頑張ろうね!」(抽象的でプレッシャーになる)
OK:「3点差を追いかける時、最後まで諦めずにボールを追いかけたの、本当に素晴らしかったよ。」(具体的に過去の行動を認める)
この言葉は、「失敗しても、パパ・ママは自分の努力を見てくれている」という安心感を与え、子どもが自己肯定感を維持するための最高の栄養になります。
ステップ3:感情の「ゴミ出し」が終わるのを待つ
共感の言葉をかけても、すぐに子どもが立ち直るわけではありません。泣きたいだけ泣かせてあげたり、一人で静かに過ごさせてあげたり、感情のゴミ出しが終わるのをじっと待つことも、親の大切な役割です。
そして、一晩経って子どもが冷静になった頃に、笑顔で「昨日、シュートのことで悔しそうだったね。もしよかったら、一緒に何か考えてみない?」と、初めて「解決」の提案をしてみましょう。
心を許した状態なら、子どもはきっと「聞く耳」を持ってくれるはずです。
完璧な親じゃなくていい。共感できたら満点です。
「教えたいのに聞いてもらえない」時、私たちは「私って頼りにならない親なのかな」と自分を責めてしまいがちです。
でも、子どもに「辛いんだね」と寄り添ってあげられたなら、あなたはもう満点です。完璧なシュートフォームを教えられなくても、「この人は、僕の気持ちを一番に分かってくれる」という信頼を築けたことこそが、子育ての最大の成功なのです。
さあ、今日から「教える親」から「寄り添う親」にシフトして、あなたの心を軽やかに、お子さんの心をフワッと優しく包んであげましょう。
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