年末にそっと考えたい、親としてのまなざし

年末になると、少しだけ立ち止まって考えたくなります。

今年、どんな一年だったかな。

うちの子は、どんなふうに過ごしてきたかな。

できるようになったこと。

うまくいかなかったこと。

泣いた日も、笑った日も、きっとたくさんあった一年。

でも、ふと気づくんです。

私たち親って、

「できる・できない」

「周りと比べてどうか」

そんな視点で子どもを見てしまう時間が、思った以上に多いなって。

子どもの可能性って、目に見えないところで育っている

子どもの可能性や才能というと、

何か特別なことができる子、結果を出している子、

そんなイメージを持つ方も多いかもしれません。

でも実際は、もっと静かで、もっと日常的なところにあります。

・失敗しても、もう一度やってみようとした瞬間

・負けて悔しかったけど、気持ちを立て直した時間

・うまく言葉にできなくても、何かを伝えようとした表情

そういう一つひとつが、

その子だけの「育っている力」なんだと思うんです。

私自身、ずっと違和感を持っていました

正直に言うと、

私自身がずっと感じていた違和感があります。

それは、

「子どもを評価する視点が、少しだけズレているんじゃないか?」

ということ。

テストの点数、成績、順位、結果。

もちろん、それらが悪いわけではありません。

でもそれだけで

「この子はどんな子なのか」

「どんな強みを持っているのか」

本当に分かっているのかな…と。

むしろ、

結果に出ていないところにこそ、

これから伸びる“芽”がたくさんあるんじゃないか。

そう思うようになりました。

比べるためじゃなく、気づくために

子育ての悩みで多いのが、

この関わり方で合っているのかな 他の子と比べて遅れていないかな もっと何かしてあげた方がいいのかな

という不安。

でも、

比べれば比べるほど、不安は増えていくものです。

だからこそ私は、

「比べるため」ではなく

「気づくため」の視点が必要だと感じています。

今、この子はどんな力を使って生きているのか。

どんな場面で安心しているのか。

どんな関わり方が、この子に合っているのか。

それに気づけるだけで、

親の声かけも、関わり方も、自然と変わっていきます。

年末年始は、親子にとって大切な時間

12月から1月にかけては、

いつもより少し時間がゆっくり流れます。

忙しさが落ち着いて、

子どもの表情をじっくり見る余裕ができる。

だからこの時期は、

「何かをさせる」よりも、

「見つめ直す」時間にしてほしいなと思っています。

1月1日、ひとつの“新しい試み”が始まります

まだ詳しいことは書きません。

でも、

私自身がずっと温めてきた想いを形にした

小さな試みが、1月1日から始まります。

それは、

子どもを評価するためのものではなく、

親子が少し安心できるためのもの。

「この子はこの子でいい」

そう思えるきっかけになるようなものです。

今日は、ワクワクだけ持っていてください

今日は、答えも結論もありません。

ただ、

「そんな考え方もあるんだ」

「ちょっと気になるな」

それくらいで大丈夫。

この年末、

お子さんの寝顔を見ながら、

ふと今日のことを思い出してもらえたら嬉しいです。

1月1日、

またここでお話ししますね。