
「うちの子、すぐに『どうせ僕なんて…』って言うんです」「失敗を恐れて新しいことにチャレンジしたがらない」「お友達と比べて落ち込んでしまう」
そんなお悩みを抱える親御さんから、よく「自己肯定感を上げるにはどうしたらいいですか?」というご相談をいただきます。
でも、そもそも自己肯定感って何でしょうか?どうやって育めばいいのでしょうか?
こんにちは、Bon Body代表の熨斗(ごりっち)です。20年間で1,000名を超える子どもたちと向き合ってきた経験から、今日は「自己肯定感」について分かりやすくお話しします。
そもそも「自己肯定感」って何?
『自己肯定感とは』
自己肯定感とは、
「ありのままの自分を受け入れ、自分には価値があると思える気持ち」
のことです。
よく勘違いされがちですが、自己肯定感は「何でもできる自分はすごい!」という根拠のない自信ではありません。
むしろ、「できないことがあっても、失敗しても、自分は大切な存在なんだ」と思える心の土台のことなのです。
高い自己肯定感の子どもの特徴
・失敗を恐れずに新しいことにチャレンジできる
・困った時に「助けて」と言える
・友達の成功を素直に喜べる
・自分の気持ちを適切に表現できる
・立ち直りが早い
なぜ自己肯定感が大切なの?
自己肯定感は、人生を生きていく上での「心の土台」です。この土台がしっかりしていれば、どんな困難に直面しても、「自分なら大丈夫」「きっと乗り越えられる」と思えるようになります。
逆に、自己肯定感が低いと
・何事にも消極的になりがち
・失敗を過度に恐れる
・他人の評価ばかり気にする
・自分の意見を言えない
これらは大人になってからも続く可能性があります。
だからこそ、幼稚園から小学生の今の時期に、しっかりと自己肯定感を育んであげることが大切なのです。
家庭で今日からできる!自己肯定感を上げる簡単な習慣5つ
1. 結果ではなく「過程」を褒める
❌ 避けたい褒め方
「100点取れてすごいね!」「1位になって偉い!」
⭕ おすすめの褒め方
「毎日コツコツ勉強していたもんね」「最後まで諦めずに頑張ったね」「前よりも丁寧に字が書けるようになったね」
結果だけを褒めると、子どもは「結果を出さなければ愛されない」と感じてしまいます。頑張った過程、成長した部分を具体的に褒めることで、「自分の努力には価値がある」と感じられるようになります。
2. 子どもの気持ちを「受け止める」
子どもが「疲れた」と言った時
❌「まだそんなに歩いてないでしょ」⭕「疲れたんだね。少し休憩する?」
子どもが「怖い」と言った時
❌「そんなの怖くないよ」
⭕「怖いって感じたんだね。お母さんが一緒にいるから大丈夫」
子どもの気持ちを否定せず、まずは受け止めることが大切です。自分の気持ちを理解してもらえた経験が、「自分は大切にされている」という実感につながります。
3. 失敗を「学びのチャンス」に変える
子どもが失敗した時、つい「だから言ったでしょ」と言いたくなりますが、ここがチャンスです。
失敗した時の声かけ例
「うまくいかなかったね。でも、一生懸命やったのは素晴らしいよ」
「今度はどうしたらうまくいくと思う?」
「失敗から学べることがあるね」
失敗を責めるのではなく、「失敗は成長のチャンス」として捉えることで、子どもは失敗を恐れずにチャレンジできるようになります。
4. 「ありがとう」を積極的に伝える
子どもが何かお手伝いをしてくれた時、たとえ完璧でなくても「ありがとう」と伝えましょう。
日常の「ありがとう」例
「お皿を運んでくれてありがとう」
「妹と遊んでくれてありがとう」
「靴を揃えてくれてありがとう」
「ありがとう」という言葉は、「あなたは家族の一員として大切な存在だよ」というメッセージになります。
5. 「比較」ではなく「その子らしさ」を大切にする
避けたい言葉
「お兄ちゃんは○○なのに、あなたは…」
「○○ちゃんはもうできるのに」
おすすめの言葉
「あなたは優しいところが素敵だね」
「あなたらしい発想だね」
「あなたのペースで大丈夫」
他の子と比較するのではなく、その子の個性や良いところを見つけて伝えることで、「自分は自分でいいんだ」という安心感が生まれます。
Bon Bodyでの自己肯定感を育む取り組み
私たちBon Bodyでは、スポーツを通じて子どもたちの自己肯定感を育んでいます。
具体的な取り組み
・異年齢での活動で、お互いを思いやる心を育む
・「できた!」という小さな成功体験を積み重ねる
・子ども自身が考え、工夫する機会を大切にする
・月に一度の家族イベントで、家族の絆を深める
体験に来られた方が必ず驚かれるのが、生徒たちの優しさです。これも、一人ひとりの自己肯定感を大切に育んできた結果だと考えています。
自己肯定感は「一日にして成らず」
自己肯定感は、毎日の小さな積み重ねで育まれます。完璧を目指す必要はありません。今日紹介した5つの習慣の中から、できそうなものを一つだけでも始めてみてください。
大切なのは、親御さん自身も「完璧でなくても大丈夫」と思うことです。お子さんの自己肯定感を育てようと思う、その気持ちだけで十分素晴らしいのです。
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まとめ
子どもの自己肯定感を育むのは、特別なことではありません。日常の何気ない瞬間に、少しだけ意識を向けてみてください。
お子さんが「自分は大切な存在なんだ」と感じられるような声かけを心がけることで、きっと変化が見えてくるはずです。
一緒に、子どもたちの心の土台を育てていきましょう。
Bon Body代表:熨斗(ごりっち)子どもたちと親御さんの成長を心から応援しています