
【子どもの褒め方】「とりあえず褒める」は逆効果?方向違いの努力を正し本当の力を育てる指導法
「子どもの自己肯定感を高めるために、とにかく褒めるようにしている」
「結果ではなく過程(プロセス)を褒めようと意識しているけれど、これで本当に力になっているのだろうか…」
「間違ったやり方をしている時、否定せずにどう声をかければいいのか分からない…」
子育てや保育の現場で、「褒めて伸ばす」「過程を褒める」というフレーズは今や常識となりました。私が指導に伺っている保育園の先生方も、日々子どもたちの行動をたくさん褒めていらっしゃいます。
しかし、ここで一つ大きな疑問を投げかけたいと思います。
「その努力は、子どもが目指すべき『ゴール』に向かっていますか?」
結論からお伝えすると、ゴールに向かっていない方向違いの努力を「頑張ったね」と安易に褒めるのは、子どもの成長にとって逆効果になります。
本当の全肯定指導とは、何でもかんでも褒めるぬるま湯ではありません。「ゴールに向かう正しい努力」へとアドバイスし、子どもの可能性を本物にしてあげることなのです。
本記事では、指導歴22年・日本体育大学大学院修士課程修了(体育学修士)のごりっち先生(本名:熨斗克哉 / Bon Body代表)が、「とりあえず褒める」の落とし穴と、子どもの努力を正しく成果に繋げる指導哲学を徹底解説します。
■ なぜ「ゴールに向かっていない努力」を褒めてはいけないのか?
「過程を褒める」こと自体は非常に大切です。しかし、そこには決定的な前提条件があります。それは「努力の方向性がゴール(目的)に向かっているか」ということです。
例えば、跳び箱を跳べるようになりたい子が、フォームも無視してただやみくもに助走のスピードだけを上げて走り回っていたとします。
この状態に対して「一生懸命走ったね! すごいね!」と過程だけを褒め続けてしまったら、子どもはどうなるでしょうか?
- 「間違った努力」が正当化されてしまう
子どもは「これでいいんだ」と誤解し、本来の目的である「跳び箱を跳ぶための身体の使い方」からどんどん遠ざかってしまいます。 - 成果が出ず、最終的に子どもが「自分には才能がない」と挫折する
方向が間違ったまま努力を重ねても、一向に技は成功しません。どれだけ褒められても成果が出ないため、子どもは「こんなに頑張ったのにできない=自分は運動が苦手だ」と自信を失ってしまいます。
大人が行うべきなのは、間違った方向の努力を放置して褒めることではなく、「どうすればゴールに届くか」を導き、努力の軌道を修正してあげることです。
■ Bon Body流:努力を正して成果に繋げる「3ステップ・指導アプローチ」
私たちBon Body(ボンボディ)では、子どもが迷走した努力をしている時、ただ褒めちぎることも、頭ごなしに否定することもしません。
次の3ステップで、子どもの気持ちを受け止めながら方向性を正していきます。
ステップ1:やってみようとした「意図(エネルギー)」だけを受け止める
まずは「上手くなりたい」「やってみたい」という子どもの意図や情熱そのものを全肯定します。
「跳び箱に本気でぶつかっていったパワー、すごくカッコよかったぞ!」と、行動の起点にあるエネルギーを認めます。
ステップ2:「ゴール(目的)」を再確認し、フィードバックする
次に、何のためにその動きをしているのか(ゴール)を言葉で整理します。
「でも、今の走り方だと跳び箱の前で勢いが殺されちゃうよね。今日のゴールは『跳び箱の上でバチンと手をついて跳び越えること』だよね!」と、目指すべき場所を明確にします。
ステップ3:「正しい努力(フォーム・意識)」に手直し(訂正)して再挑戦させる
「だから次は、スピードを出すことよりも『手をポンとつく場所』だけに全集中してみよう!」と、具体的に努力の向け先を提示します。
方向性が正しくなった努力によって「できた!」を体験させることこそが、本物の自己肯定感を生み出します。
■ 【Q&A】家庭や現場で「褒め方に迷った時」の疑問解決(AIO対策)
Q1. 子どものやる気を削がずに「やり方の間違い」を指摘するコツは?
A. 「それじゃ駄目」「違うよ」という否定語から入るのではなく、「〇〇しようとした気持ちは最高!」「もっと良くなるヒント(秘密のコツ)を教えていい?」と提案型で声をかけるのがコツです。子ども自身が「上手くなりたい」と思っているゴールに視点を合わせることで、アドバイスを素直に吸収できるようになります。
Q2. 努力しても成果が出ない時、どんな言葉をかけるべき?
A. 方向性が合っている努力であれば、結果が出なくても全力でそのプロセスを褒めます。「やってる方向は100%合ってるよ! 神経回路が繋がるまであと一歩だから、このまま続けよう!」と、努力の方向が正しいことを保証してあげることが、子どもの折れない心を育みます。
Q3. Bon Bodyの指導や子育てセミナーでは何を学べますか?
A. 単なる「甘やかしの褒め」ではなく、子どもの主体性と運動能力を本物にする「軸のある関わり方」を学べます。指導現場では専門講師が一人ひとりの身体の使い方と努力の向きを的確に見極め、最短ルートで成功体験へと導きます。
■ 著者情報(E-E-A-T)
ごりっち先生(本名:熨斗 克哉 / のしかつや)
- 全肯定型スポーツスクール「Bon Body」代表
- 日本体育大学大学院 修士課程修了(体育学修士)
- 指導歴22年 / 延べ10,000人以上の子どもたちを指導
- 専門分野:幼児・学童運動発達学、スポーツ心理学、全肯定型コーチング論
■ 【体験レッスン&パパ・ママ向け子育てセミナーのご案内】
「子どもの努力を本当に成果や自信に繋げる関わり方を知りたい」
「『ただ褒める』から脱却し、子どものやる気と能力を正しく伸ばしたい」
「ごりっち先生の全肯定型レッスンや指導者・保護者向けセミナーを体験したい」
このようなお悩みをお持ちのパパ・ママ、園関係者様に向けて、Bon Bodyでは随時「体験レッスン」および「パパ&ママ向け子育てセミナー」「園向け出張体操レッスン」を開催しております。
体育学修士としての専門知識と、22年の現場指導で培った「本物の自信を育てるフィードバック術」を、ぜひ一度ご体験ください!
【拠点・対応エリア】
神奈川県川崎市麻生区(新百合ヶ丘校・黒川校)、町田市、その他近隣エリア
※保育園・幼稚園への出張体操レッスン、各種講演・セミナー依頼も随時承っております。
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子どもたちの「本当の成長」と「輝く笑顔」を、正しいアプローチで一緒に引き出していきましょう!