■ 3. 「自分で考える子」と「すぐ答えを求める子」の決定的な違い
先日のスポーツ教室で、子どもたちにこの「何を頑張るべきか?」という質問を投げかけたとき、私は現場でとても嬉しい変化を肌で感じました。
私が運営している「ゴリ塾」のメンバーたちは、私の問いかけに対して、目をキラキラと輝かせながら「うーん……」と全員が自分の頭で必死に考え、答えを導き出そうと粘っていたのです。
一方で、ゴリ塾以外の環境から新しく入ってきた子たちは、ものの数秒で「うーん、分かんない!ごりっち早く答え教えて!」と言ってきました。
これからのAI時代、与えられた問題の正解を早く出すだけの能力はAIがすべて代行します。人間に求められるのは「自ら問いを立て、自分の頭で考え抜く主体性」です。
日本の15歳の子どもの学力は世界2位と優秀ですが、大人の勉強時間は先進国でワースト1位という歪んだ現実があります。指示待ちの「いい子」で終わらせず、自分で考えて自分の全力をコントロールできる思考の体力を、子どものうちにどれだけ育めるかが、10年後、20年後の未来を決定づけます。